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父親の育休伝えたら住宅ローン貸せない!?

みなさんこんにちは!
コロナ感染拡大から多くの業務に追われてブログ更新が滞っていました。家賃減額交渉から売買契約の契約解除の相談まで今まで経験をした事が無い対応を行っていました…。
今日は、日々不動産関連記事を読んでいく中で気になる記事が目に留まりました!父親の育休を銀行に伝えたらなんとなんと住宅ローンを貸せないと言われたとの記事です。

結論は、育休が理由では無い可能性は大!

インターネット記事で気を付けなければならないのは、読んでもらう為勘違いさせるようなタイトルが多い事
私もタイトルを見ると『えっ!?』これは、仲介を行うに当たって大切な情報だとタイトルを疑いもせず記事を読んでしまいました(汗)。
記事を読み解いていく中で大きく以下の3点を指摘したいと思います。

  1. 住宅ローンは毎月返済であり、育休は隔月返済である点でマイナスポイント。
  2. 住宅ローン審査は源泉や所得明細で審査を行う為、育休を取ると収入減になり審査内容と異なってしまう点でマイナスポイント
  3. 住宅ローンは、月々の返済比率が重要ですので、余裕のある返済計画で住宅ローンを申請したかが記事中には触れられていない点で参考にならない。

では、以上の点を踏まえて、以下を読んで頂ければと思います。
育児休暇=住宅ローンが組めない話ではありません。

住宅ローン本審査通過でも!?

記事中には、公務員と共働きの妻、そして2児の子供の4人世帯にスポットを当てたお話です。
夫婦で家を見て回り上の子の保育園を変える事無く住める家が見つかり、不動産屋さんで相談を行い住宅ローンの事前審査を済ませ内諾を得ました。そして、不動産の仲介で売買契約を済ませ住宅ローンの本審査を行い承認を得ました。
住宅ローンの融資を受ける為、お金を借りる契約時に父親の育児休暇を融資先銀行に伝えたところお金は貸せないと言われたお話です。

そもそも、住宅ローンの本審査は厳密であり、本審査の承諾が得られると間違いなく融資が受けられると一般的に言われる事があります。しかし、そうではありません。例えば、住宅ローンの本審査通過後に車を購入してローンを組んだり、会社が倒産して職場がなくなったりすると審査した内容と異なる為、住宅ローンを借りられなくなります。
今回の育児休暇の話は、月々の給料から支払う事を前提としていたと思われます。
余裕のある返済プランを立てていれば、住宅ローンを断られる可能性は低かったのでは無いかと思います。また、記事では再審査をしたか否かには触れられず、他銀行に住宅ローン相談に行ったところ住宅ローンが組めたとありました。

住宅ローンは余裕ある返済が大切

夢のマイホームを住宅ローンで購入する場合は、多くの方が長い期間で返済を検討します。若いうちはこれから給料は上がるだろう、長期で住宅ローンを組めば月々の返済額が減るなどプラスの情報だけを仕入れがちです。結果、気が付けば住宅ローンが組めるからと言って高額な融資を受けてしまう話は良く耳にする話です。
月々いくら迄の返済なら余裕が持てるのか?
ここに立ち返って頂き、そんな相談を受け付けてくれるのがファイナンシャルプランナーです。みんなが買っているから自分も大丈夫と考えずにしっかりとした人生設計を考え住宅購入に踏み切る事が大切です。