みなさんこんにちは。
8月は気がつけが終わっていました。
多忙な日々に追われてブログの更新がおろそかになってしまいました。
全国規模で問題になってきた空家!
新聞やメディアで空家に関するニュースを目にする機会が毎年増えてきました。
報道される記事の量より多くの空家が日々問題となっています。
なぜ空家問題が生まれてしまうのか不思議に思う方は少なく無いはずです。
いろいろな諸事情で空家となってしまいますが、今回当社が買い取りを行ったケースをお話致します。
遠方の親族による相続
両親が他界し遠方にお住まいの親族が相続する事になりました。
しかし、遠く離れた不動産を相続しても利用することもなく、管理をするわけでもなく、気がつけば数年放置されていました。
人が住まなくなった家は、急速に朽ちていきます。
真夏の湿気や換気されない空気のせいでしょうか、数年で見るも無残な姿となってしまいました。
近隣住民のクレームが多くなり、自治体からの通知書で初めて実家が空家問題化している事に気がついたそうです。
時は既に遅し、思い出が詰まった実家は無残な姿となり、リフォームを行おうにも何をどうしたらいいのかさえ難しい状態になっていました。
解体するしか術はない状況になり、身動きが取れない事を知ったのです。
- 見た目が悪く現状では一般の買い手を見つけるのが難しい。(販売に時間が掛かる)
- 解体費を出す余裕が無い(金銭的問題)
- 近隣トラブルを起こしている(解決に時間が掛かる)
3つの大きな現実問題が突然所有者に突きつけられる事になったのです。
放置すれば、近隣住民のクレームは増すばかり。
かと言って解体費を出す余裕がない。
現状で買い手を探すのも時間が掛かる。
この状況に陥ってしまうと、簡単には事を進めるのは大変です。
当社による解決方法は即現金買取!即解体!
この事案では、当社が買い取りを行うことで対応を行いました。
まず、対象不動産の査定作業を行いました。
次に解体の見積もりを取り、掛かる諸経費の詳細を開示した上で売買価格の決定を行いました。
所有権移転までの段取りは、地元の司法書士とも連携を行いスムーズに取り引きを終える事が出来ました。
所有者は、所有権を引き渡したあとはホッとした表情をされていました。
一方、当社は、即問題解決を行う必要があるため、即解体作業の段取りを整えました。
解体が終わり緊迫した対象不動産周辺は平穏を取り戻す事が出来ました。
認知症を患った不動産…
空家問題の中でも解決が難しい事案が、『所有者が認知症』の不動産です。
本人の意思判断が明確では無い状況で、個人の不動産を売却する事はかなりのハードルがあります。
基本的には、出来ないと認識して貰った方がいいでしょう。
成年後見人制度のお話をされる方がいますが、実際のその制度を利用して売却を行った方は当社ではいません。
認知症の問題は、今後ますます増えて行くでしょう。
行政も新たな取り組みとして『家族信託』を整備しましたが、家族信託に掛かる費用を考えると利用する人はまだまだ少ないと聞いています。
不動産の売却や管理の話し合いは、ご家族が認知症になる前に整えて置く必要があります。